びっくり離婚 |
その日は4T車の現場。ナビの無い頃なので、助手君に地図を見させながら現場付近に着くと、
一軒家のサイズがでかい!間違いなく、4T車1台では納まるまずのないサイズ。
しかも新築に近い程きれいな大邸宅。
この時点で、引越し慣れしたスタッフなら普通の引越しでは無いことを察知する・・・。
80%は離婚か倒産・・・。でなければ、積みにくい荷物ばかりのVIPハウス・・・。
(トラや亀とかシカの剥製いっぱい、 高価な額いっぱい、 つぼ・花瓶いっぱい、 などなど・・・。)
もちろん、スタッフはVIPハウスの方が嫌なわけです。
離婚はしょっちゅうあるので慣れてるし、重たくない雰囲気の時もあるし。
大理石の階段を上がり、玄関を入ると なにやら人がいっぱい。 どんな引っ越しか
??? よめん・・・。???
手伝いにしてはみんなスーツやし・・・。とりあえず、みんなで挨拶をして入室。
奥さんらしきお客様に案内され 荷物は2階にあるようだ。
梱包は完璧に終わっている。 しかし、60箱近くあるすべてのダンボールのフタが開いている。
?? はぁ〜 ?? どないなってるんや? よめん・・・。
ここで、弁護士の○○です。と責任者の僕に名刺を指しだしてきた。
べ・べ・弁・護・士っ???
だいぶびっくりしたが、ここでやっと、頭の中で離婚現場が確定した。
もっと驚いたのは両家の仲人ですってのが夫婦でいはるんです。
な・な・な・仲人っ???
すでに、涙をハンカチで押さえながら・・・。
離婚する夫婦2人でしょ、ご両親両家で4人でしょ、
仲人さん2人でしょ、弁護士さんで、9人。しかもみんな正装で・・・。
作業に入ると弁護士が胸元から巻物を取り出した。
ま・ま・ま巻物っ???
そう、忍者が持ってそうな あれです、あれ。・・・・・・・・・・・・・。
そこには、 ずらーーーーーっと、持ち出してもいい荷物が書き込んでいるのだ。
玄関に持っていったら 1箱ずつ置かされて、中身チェックが始まった・・・。
剣菱1つ、かさ2本・・・。タオル25枚・・・・。ブラジャー8枚、パンツ15枚、・・・・・・。
おいっ! おいっ! おいっ〜!
そんなんしてて終わるかボケ〜!!
っと心の中で叫びながら、事務所に無線・・・。
終わりません・・・。 昼からの現場は間違いなく行けませんと・・・。
2時間あれば終わる積み込みが6時間程付き合わされた・・・。
<<大金持ちの離婚って難儀なんやね・・・。 巻物やもんね・・・。 勉強になりました・・・。>>
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